「ゴキブリホイホイを置いたら逆に増えた気がする……」
あなたも今、そんな不安を抱えていませんか? 私も実家で被害に悩んでいた時期、まさに同じ恐怖を経験しました。
罠を仕掛けた翌朝、シートに3匹も張り付いているのを見て「呼び寄せちゃったんじゃ……」と本気で焦ったものです。
その後の結末については、記事の後半でお話ししますね。
結論からお伝えすると、正しい方法で室内に置けば、外からゴキブリが押し寄せる可能性はほぼありません。
この記事では「逆効果」と誤解される理由や、正しい使い方をわかりやすく解説していきます。
- ゴキブリホイホイを置いても外からゴキブリが増えることはない理由
- 逆に増えたと感じる錯覚の正体と本当の原因
- 捕獲率が上がる正しい設置場所と管理のタイミング
- ホイホイを使って侵入経路を特定し、巣ごと駆除する方法
ゴキブリホイホイで逆に増える?|逆効果のうわさの真相

「ゴキブリホイホイを置くと余計にゴキブリが集まる」という噂を、ネット上でもよく見かけます。
しかし、製品の仕組みを知れば、その噂は間違いだと気づくはずです。製品の構造自体に、外部からゴキブリを増やす要素はありません。
誘引剤が外から呼び寄せることはない
「ゴキブリホイホイの匂いが家の外まで届き、近所のゴキブリまで引き寄せてしまうのでは……」 この不安な気持ちはよく分かります。しかし、安心してください。
ゴキブリホイホイの誘引剤にはビーフやえびなど実際の食品素材を使用していますが、ゴキブリがエサの匂いを感じとれる距離は「せいぜい50cm〜2m程度」と言われています。
一般的な住宅なら、壁やドアなどの障害物を越えて、屋外にいるゴキブリを呼び込むほどの強い力はありません。
アース製薬の公式サイトでも、誘引剤には殺虫成分が含まれず、あくまで「近くにいるゴキブリをおびき寄せる」ための仕掛けだと説明しています。
(出典:アース製薬「ごきぶりホイホイ+」製品情報 https://www.earth.jp/products/goki-hoihoi/ )
つまり、隣の家や屋外から大群が押し寄せてくる可能性は極めて低いのです。
「匂いが外まで漂って大群を呼ぶ」という心配は、有効範囲の数値を見れば根拠のない思い込みだと分かるでしょう。
捕獲器の仕組み自体に増殖要素はない
ゴキブリホイホイは殺虫剤ではなく、粘着シートでゴキブリを物理的に捕まえる「捕獲器」です。毒餌剤とは以下のような違いがあります。
| 特徴 | ゴキブリホイホイ | 毒餌剤 |
| 仕組み | 粘着シートで物理的に捕獲する | 薬剤を体内に取り込ませる |
| 繁殖への影響 | 巣に持ち帰るなどの直接的な要素はない | 巣に持ち帰り連鎖的に駆除する |
毒餌剤のように薬剤を体内に取り込ませる仕組みではないため、ゴキブリが異常な行動を取ったり、自ら巣に薬剤を持ち帰って繁殖を早めたりする要因はありません。
薬剤を一切使わない仕組みだからこそ、手の届かない場所に置く工夫により、小さなお子さんやペットがいる家庭でも取り入れやすいのが大きな利点です。
ただし、捕獲した死骸を長く放置すると「集合フェロモン」などで別の個体を呼ぶリスクがあります。そのため、定期的な処分を心がけましょう。
逆に増えると言われる理由

では、なぜ「逆効果だ」という声がこれほど広まっているのでしょうか。実はうわさの正体は、製品の問題ではなく「使い方の問題」と「人間の心理」にあります。
隠れていた個体が見える錯覚を起こす
ゴキブリホイホイを設置して数日後、粘着シートに何匹も捕まっているのを見ると「急に増えた」と感じるかもしれません。しかし、これは錯覚です。
ゴキブリは夜行性で、昼間は家具の裏や壁の隙間に隠れています。普段見かけていないだけで、以前から家の中に複数匹が潜んでいた可能性が高いといえるでしょう。
においに引き寄せられて粘着シートに張り付くと、今まで「見えなかったゴキブリ」が一気に「見える状態」に変わります。
捕まった数が多いほど、「増えた」のではなく「見つかった」だけだと知っておけば、パニックを防げます。
窓際など間違った場所に置いて外から侵入させる
「逆効果」のうわさが生まれた本当の原因は、置き場所のミスです。
ベランダの出入り口や開けっ放しの窓のすぐ近くに置くと、たまたま外にいたゴキブリの侵入を手助けしてしまいます。玄関先に置くのも同じ理由でよくありません。
出入り口の近くに置くミスが、「ゴキブリホイホイを置いたら外から来た」という体験につながり、うわさの発生源になったと考えられます。
とくに夏場は換気で窓を開ける機会が増えるため、窓際に置くリスクは跳ね上がります。ゴキブリホイホイは原則として、窓やドアから離れた部屋の奥まった場所に設置してください。
死骸を放置して別の害虫を呼ぶ
もう一つ見落とされがちな原因が「放置するリスク」です。
捕まったゴキブリを何ヶ月もそのままにしておくと、死骸が腐ってダニやコバエなど別の害虫の餌になります。
こうなると、外部から虫を呼び寄せる原因となり、本当の意味で「逆効果」を生み出してしまいます。
「1匹も捕まっていないから大丈夫」と放置するのも危険です。
におい成分の効果が切れても粘着力は残っているため、誤ってペットなどが張り付く恐れがあります。定期的な交換を忘れないようにしましょう。
「捕まっていない=ゴキブリがいない」のではなく、「においが消えて引き寄せられなくなっている」だけかもしれません。
ゴキブリホイホイの正しい置き方のコツ

「逆効果にならない」とわかっても、間違った場所に置けば捕獲率は大きく下がります。 ゴキブリの習性を理解したうえで、的確な場所に設置するのが成功のカギです。
暗くて狭い壁際を選ぶ
ゴキブリは非常に警戒心が強く、広い空間を避けて壁沿いを移動する習性を持っています。触角で壁を確認しながら進むため、部屋の真ん中にドンと置いても素通りされる確率が高いでしょう。
効果的な設置場所は、以下のような暗くて狭い壁際です。
- 家具と壁の隙間(数ミリ〜1cm程度の狭い隙間が最適です)
- 幅木(壁と床の境目にある板)の真横
- 食器棚の裏側
本体を壁にピタッと密着させるように置くと、壁沿いを移動してきたゴキブリがそのまま中に入りやすくなります。
ちなみにアース製薬の開発秘話では、捕まったゴキブリの姿が見えないようハウス型を採用するなど、不快感を減らす工夫が紹介されていました。
(出典:アース製薬 開発秘話 https://corp.earth.jp/jp/company/development-story/project01/index.html )
リビングの目立つ場所に置きたくなる気持ちはわかりますが、そこはゴキブリにとって「危険な開けた場所」なので避けてください。
水回りの隙間を狙う
ゴキブリは水と湿気を好むため、水回り周辺は最優先の設置場所になります。
具体的には以下の場所を狙いましょう。
- キッチンのシンク下
- 冷蔵庫の裏側
- 洗面台の配管周り
- 洗濯機の横
なかでも冷蔵庫の裏は要注意です。常にモーターの熱で温かく、結露による水分もあるため、ゴキブリにとって理想的な隠れ家になっています。
本体は高さを2段階に調整できるため、屋根を低くして冷蔵庫の下に滑り込ませる使い方が効果的でしょう。
普段は目につかない暗い隙間にこそ、ゴキブリは潜んでいます。自分の目線で「大丈夫そう」と思っても、しゃがんで確認するとホコリだらけの隙間が見つかるものです。
ぜひ、そうした場所に設置してみてください。
トラップを適切に管理するポイント

ゴキブリホイホイは、設置して終わりではありません。定期的な管理が欠かせない製品です。そのまま放置するとゴキブリを捕まえられなくなるうえに、新たな被害を招く恐れがあります。
交換の目安は約1ヶ月
アース製薬の公式サイト(「ごきぶりホイホイ+」製品情報 https://www.earth.jp/products/goki-hoihoi/ )によると、効果の持続期間は「茶色のハクリ紙をはがしてから約1ヶ月(使用環境により異なる)」とされています。
つまり、設置してから約1ヶ月が交換の目安です。1ヶ月を過ぎると、ホコリやゴミが付着して粘着力が落ちるうえに、誘引剤の匂いも弱まりゴキブリを引き寄せる力が大きく低下します。
弱まった匂いが二次被害を招く恐れもあるため、1匹も捕まっていなくても、1ヶ月たったら新しいものに交換してください。
湿気の多いキッチンや浴室付近では、ホコリや水分によって粘着力が早く落ちる場合があります。設置場所によっては1ヶ月を待たずに交換が必要になるため、定期的にチェックする習慣が大切です。
捕まえられる数には限界がある
ゴキブリホイホイは、無限に捕獲できるわけではありません。粘着シートの広さには限りがあるため、表面がゴキブリで埋まるとそれ以上は捕まえられなくなります。
そのまま放置すると粘着面が隠れてしまい、あとから入ってきた個体が素通りして逃げてしまうでしょう。考えただけでゾッとしますよね。
中を確認して「かなり捕まったな」と感じたら、1ヶ月を待たずに早めに取り替えてください。
なお複数箇所に置いている場合、たくさん捕まっている場所にゴキブリの通り道や巣が潜んでいる可能性が高いといえます。
プロも実践する生息調査の活用法

ここからは、ゴキブリホイホイのもう一つの使い方を紹介します。
単に捕まえて終わりではなく、どこから侵入しているのかを突き止めるセンサーとして活用する方法です。実は、プロの害虫駆除業者もこの手法を用いています。
侵入経路を特定する生息調査
冒頭でお話しした実家の被害でも、業者が最初に行ったのは粘着性の罠を複数置いて、どこで多く捕まるか調べる作業でした。
プロはゴキブリホイホイのような罠を使い、家の中の生息場所や外からの侵入経路を特定します。やり方はとてもシンプル。家の中の複数箇所に、ゴキブリホイホイを1個ずつ設置します。
おすすめの場所は以下のとおりです。
- キッチン
- 洗面所
- 玄関付近
- リビングの壁際
約6〜15畳あたり1個を目安に置いてみてください。約1週間後に回収し、捕まった数を場所ごとに比較します。特定の場所で極端に多く捕まった場合、付近に巣や侵入口が存在する可能性が高いといえます。
たとえばキッチンのシンク下だけに集中していたら、排水管の隙間が侵入口かもしれません。侵入口が見つかれば、市販の防虫パテやすきまテープで塞ぐだけでも効果を期待できます。
この方法なら、やみくもに殺虫スプレーを撒くよりも効率的に対策の的を絞れるでしょう。
ちなみに、ゴキブリの種類から侵入経路のヒントを読み取ることも可能です。日本の一般家庭でよく見かけるのは、おもに以下の2種類です。
| 種類 | 特徴 | 主な侵入・発生原因 |
| クロゴキブリ | 体長3〜4cm程度の大型 | 屋外から侵入してくるケースが多い |
| チャバネゴキブリ | 体長1cm程度の小型 | 室内で繁殖しているケースが大半 |
捕まった個体が小型ばかりの場合、外から入ってきたクロゴキブリの幼虫というケースもあります。しかし、チャバネゴキブリならすでに家の中に巣がある可能性を疑いましょう。
毒餌を用いて巣ごと駆除する
生息調査で侵入経路や巣の場所を特定したら、次のステップは毒餌の設置です。これは、ゴキブリに殺虫成分入りの餌を食べさせる製品を指します。
あらかじめ周囲の生ゴミなどを片付けておけば、巣に戻った個体から仲間へ効果が連鎖し、巣ごと駆除しやすくなるのが最大の強みです。
この2つのアイテムは、以下のように役割が異なります。
| アイテム | 役割 |
| ゴキブリホイホイ | その場にいる個体を物理的に捕まえる |
| 毒餌剤 | 巣ごと壊滅させる |
この2つは競合するのではなく、役割がまったく異なります。
具体的な手順は以下のとおりです。
- ホイホイで捕獲数が多かった場所を特定する
- その周辺に毒餌剤を重点的に配置する
- 数週間後(期間は環境や被害規模により異なります)、再びゴキブリホイホイを設置して捕獲数の変化を確認する
捕獲数が目に見えて減っていれば、毒餌が巣の奥まで効いている証拠です。ゴキブリホイホイで調べて毒餌で叩くという2段階の戦略は、自力でゴキブリを減らすための非常に有効な手段といえます。
最終的な目標は、ゴキブリホイホイに1匹も捕まらなくなる状態です。ゼロが続けば、家の中の生息数が大きく減った確かな目安になるでしょう。
ただし絶対に姿を見たくないという方は、中身を見る必要があるゴキブリホイホイは使わないでください。
その場合は待ち伏せ型の忌避剤(きひざい)を徹底的に撒くか、最初からプロの駆除業者へ依頼するのがおすすめです。
捕まったゴキブリの姿を絶対に見たくない……という方は、早めにプロに相談して「家の中をゼロにする」のが一番の近道です。
ホイで逆に増える不安を払拭(まとめ)
「ゴキブリホイホイで外からゴキブリが押し寄せてくる」といううわさは誤解です。 誘引剤の効果が届く範囲はせいぜい50cmから2mほどなので、壁やドアを越えて外から虫を呼び込む心配はほぼありません。
「逆に増えた」と感じる原因は、もともと家に潜んでいたゴキブリが捕まって目に見えるようになった錯覚か、窓際などへの誤った置き方、長期間放置したための二次被害などが考えられます。
製品パッケージの注意事項(子供やペットへの配慮など)を守りつつ、効果を高めるポイントは次の3つです。
- 窓やドアから離れた暗くて狭い壁際に置く
- 置いてから約1ヶ月で新しいものに替える
- 多く捕まった場所を記録し、どこから入ってくるかを見つける数が多い場所を記録して、侵入経路の特定に活用する
これらのルールを守ることで、逆効果になるリスクを最小限に抑えられます。
もしゴキブリホイホイに大量のゴキブリが捕まる状態が何週間も続くなら、自分だけの対策では追いつかないかもしれません。
私も実家では結局、自分での対策に限界を感じてプロの業者に頼みました。費用は数万円かかりましたが、あの毎晩の恐怖から解放された安心感を思えば、迷っていた時間がもったいなかったと感じています。
「まだ自分でなんとかなるはず」と粘った数ヶ月間、今振り返ると精神的にかなり消耗する日々でした。
毎晩ビクビクしたくない方、確実な安心を手に入れたい方は、まずは無料見積もりで今の家の状態を見てもらうだけでも安心感が違いますよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。 今日からゴキブリホイホイを正しい場所に置き、まずは「敵がどこにいるか」を探るところから始めてみましょう。
